解析よもやま話 【第19回:オープンかクローズか】

Posted by Ken Nakagawa on 2015/09/03 20:22:00

 

アルテアの中川です。
今年はホンダからS660、マツダからロードスター、と新しいライトウェイトスポーツカーが発売されてスポーツカー好きの自分としてはとてもうれしく思っています。しかし、個人的に少し残念なのが両車ともオープンモデルしか無いところです。オープンエアモータリングの気持ち良さはよく分かるのですが、より軽量なクローズドボディを基本にして欲しかったと感じています。「軽くて強い」を仕事にしていることもあり、どうしても重さが気になってしまうのです。オープンカーにすると重くなる、というのは自分の中では当たり前のことだったのですが、先日飲み会でそう発言したら「えっ、屋根がないのにどうして?」と聞かれてしまい、どうやら当たり前ではないらしいことに気づきました。そこで今回はこれを題材にしてみたいと思います。

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Topics: 解析よもやま話

Nothing Between You and Your Design(HyperWorksは邪魔しない)

Posted by James Dagg on 2015/09/03 1:02:00
本記事は、『Innovation Intelligence』の投稿文に、HyperWorks Insiderのために加筆されたものの翻訳です。

時代は変われど・・・

数年前になりますが、史上初の連続飛行マシン発明に至るまでの間にライト兄弟が残した、あらゆるメモ書き、手紙、計算式などを集めた本を読みました。この手記を読んでいて衝撃だったのは、彼らは現代のエンジニアや設計者とほとんど同じだということです。当時はコンピュータもシミュレーションもありませんが、良いエンジニアが持つクリエイティブかつ分析的な発想力は同じなのです。コンセプトモデルを作り、物理特性を理解して詳細設計に活かせるようになるまで何度も改良するプロセスを実践していました。

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Topics: Innovation Intelligence US, Thought Leader

解析よもやま話 【第18回:高張力鋼で剛性向上?】

Posted by Ken Nakagawa on 2015/09/02 20:20:37

 

こんにちは、Altairの中川です。
皆さんゴールデンウィークは楽しまれましたでしょうか。私は混んでいるところが嫌いなので、本を読んだりジョギングやサイクリングをしたりと、自宅周辺でのんびりしていました。そこで自動車雑誌を読んでいたら、相変わらずな間違った表現が使われており気になったのでちょっと一言。

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解析よもやま話 【第17回:ビーム要素に注意】

Posted by Ken Nakagawa on 2015/09/02 20:17:18

 

こんにちは、Altairの中川です。
前回はCAE解析と関係ない駄文を書いてしまいましたので、今回はまじめ?!にCAE解析についてのお話にします。

先日弊社技術サポート宛に「ビーム要素で作成したモデルがシェル要素のモデルとまるで違う結果になるので調べてほしい」というお問い合わせがありました。図のように、C型の断面のビームを接続して柱の上下端を完全拘束、腕の端部に横方向荷重を掛けたのですが、図の左上のレジェンドを見ると分かるようにビーム要素の方がシェル要素より変形量が100倍以上大きくなってしまいます。

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解析よもやま話 【第16回:A bit behind the times】

Posted by Ken Nakagawa on 2015/09/02 20:14:30

 

こんにちは、Altairの中川です。
弊社の複合材設計ソリューションセミナーの準備のため新しい投稿ができずにいたのですが、セミナーが無事終了しましたので、また少しずつですが雑文を書いていきたいと思います。
 
先日は、カーグラフィックに載っていた“A bit behind the times”という故小林彰太郎さんのコラムの題名がつい思い浮かんでしまう出来事がありました。
 

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解析よもやま話 【第15回:プロの世界もツールは同じ】

Posted by Ken Nakagawa on 2015/09/02 20:10:04

こんにちは、Altairの中川です。
先日、録画しておいたF1日本グランプリをようやく見ました。雨でコンディションが悪く、最後はアクシデントもあってやや後味の悪い結果でしたが、相変わらずメルセデスの強さが際立つレースでした。私が若かったころはまさにセナ対プロスト対マンセルの時代で、中嶋悟の登場もあり日本中がF1ブームだったことを思い出すと、今は人気もいまいちな状態で残念です。来年はホンダが再登場、ということで人気が復活することに期待しています。

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Topics: 解析よもやま話, 学生フォーミュラ

解析よもやま話 【第14回:学生フォーミュラの見学に行ってきました】

Posted by Ken Nakagawa on 2015/09/02 19:36:52

歳をとると時間がたつのが早いもので、前回行ったのはつい最近かと思ったらもう一年たっていたのでした。昨年と同じく日蔭の無い暑い会場で、しかも今年は前日(9/5)が大雨だったとのことで、参加者の皆さん本当にごくろうさまでした。

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解析よもやま話 【第13回:トポロジー最適化と3Dプリンター】

Posted by Ken Nakagawa on 2015/09/02 18:10:49

弊社ソフトウェアの機能の中でも特に売りにしているのが、構造最適化です。その中の一つである「トポロジー最適化」という駄肉を削って最適形状を見出す手法は色々な分野で活用されてきましたが、ユーザーの立場では結果の解釈にあたっていくつか悩ましいところがありました。

  • 中間密度の部分が生じる
    あるかないかのどちらかにきっちりと分かれる訳ではないので、形状の境界線をどこにするか自分で判断しなければならない。
  • 作れない形状になることがある
    構造的には理想の形状であっても、空洞やアンダーカットが生じて作れない場合がある。そのため、「製造性制約」といって、事前に型抜き方向などの指定を行っておき、作れる形の範囲で最適形状となるように制御する必要がある。
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解析よもやま話 【第12回:CAEベンダーが目指している未来】

Posted by Ken Nakagawa on 2015/09/02 17:29:09

ご無沙汰しています。Altairの中川です。

弊社のユーザー会Altairテクノロジーカンファレンスが終わって一週間経ちました。今回は富士重工の永沢様に基調講演をお願いしたわけですが、同年代の自分としては共感するところが多い内容でした。

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解析よもやま話 【第11回:KKD(勘、経験、度胸)も必要】

Posted by Ken Nakagawa on 2015/09/02 17:21:26

こんにちは。Altairの中川です。今回はCAE解析者もKKDは大切だ、というお話です。

最近の自動車開発はCADで設計、CAEで性能予測してすぐ生産準備、というプロセスが定着してきている時代ですが、便利な道具に頼りきってエンジニアが考えなくなってしまう、という弊害が出てきていると感じます。

昔はKKDで仕様を決めることが多く、それがいけなかった、と今は言われているわけですが、そこには過去の失敗や経験に基づく先人のノウハウが隠されているものだと思います。

CAEでの検討結果からは必要とは思えない部材があり、軽量化のために無くしたら実車試験で近くの別の部材が壊れてしまったという事例を以前見たことがあります。

CAEでは実際の車に負荷される全ての条件を考慮できるわけではありませんので、計算上考慮しなかった荷重がかかったことにより壊れてしまうことがあるのです。

以前から踏襲されてきた部品を変更するときには、CAEの変形図やコンター図を見るだけではなく、実際の使用時にその部品にどんな負荷がかかるのか、先輩はどうしてこういう形状にしたのか、実物を見ながらよく考えることが大切だと思います。


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