HyperWorksを用いた工学院大学ソーラーカーの製作(8)HyperWorksレビュー&今後の目標

Posted 07/04/18
工学院大学ソーラーカーWing

昨年末、NHKの「超絶 凄ワザ!」でも取り上げられ、2017年10月にオーストラリアで開催されたBridgestone World Solar Challengeで、悪天候のために半数以上がリタイアする中、工学院大学ソーラーチームは見事7位の成績を収めました。斬新なソーラーカー“Wing”の開発になぜ、どのようにHyperWorksが用いられたのか、詳しく紹介します。

第2話から7話にかけてWing開発の詳細をご紹介してきましたが、最終回としてHyperWorksを使ってみて感じたことと、今後の目標について述べます。

11. HyperWorksを利用してみて

工学院大学ソーラーチームは、HyperWorksを以下のような車両設計で幅広く利用しました。
CFRPボデー構造と積層計画
極薄の羽の周波数解析フラッター現象の解明
安全性の証明
トポロジー最適化による金属部品の軽量化
・ CFRPと金属の接着面積の最適化

最も良かったことは、「材料の特性を生かした設計ができたこと」です。炭素繊維の種類、配向、ply数、ハニカム厚みなどを考慮して、強度の余裕を確認した上での剛性の最適化により最軽量化を達成できました。3DCADからインポートしたモデルに対して、HyperWorksを使った剛性解析を行うことで、積層計画を効率よく行うことができました。また、企業との産学連携で進める際に、技術の情報共有にも役立ちました。最適化するプロセスを定量的に情報共有することで、工学的な見地をもとに設計意匠にも反映することができました。

工学院大学ソーラーカーWing

12. 今後の目標

すでに2019年のBWSCに向け、設計をはじめています。今後はMotionSolveMotionViewなどを使った動解析も取り入れていきたいと考えています。

工学院大学ソーラーチームは、これからも世界が驚く車両製作を続けていきます!

 

チームWEBサイト、動画紹介

 

トポロジー最適化による肉抜きと軽量化 << 

 

アルテアエンジニアリングの学生向け活動支援について

アルテアは、学生フォーミュラ、ソーラーカーレース、シェルエコマラソンなどに出場するチームに対し、設計・CAE環境であるHyperWorks(ハイパーワークス)のライセンスおよび技術サポートを無償で提供しています。学生の皆様に設計段階でのシミュレーション活用の有効性を実感していただき、将来社会人になられてからもシミュレーション主導による製品開発プロセスを推進されることで、日本の製造業の力をより一層高めていく一助となることを目指しています。

アルテアの学生活動支援

 

 

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